2012/01/09

Skint & Demoralised


Skint & Demoralised / This Sporting Life

去年リリースされた、スキント・アンド・デモラライズドの1stと2ndをカップリングした編集盤アルバム。最近1stがドイツのファイアーステーションからアナログでリリースされましたけど、CD派の自分は迷わずこっちを購入しました。1stと2nd両方入っているなんてお得(こんなんで利益出るのかといらない心配:笑)。最近こういった形態のリリースも増えたような気がします。

もうこれはどう聴いても大好きなスペアミントを引き合いに出さずにはいられません。もちろんハウスマーティンズやスタカン、最近で言えばブライツなんかも思い出しちゃうノーザン・ソウルなギターポップ。でも彼の場合はスペアミントに負けないくらいに語り口調のヴォーカルがすごいんです。伝えたいことがたくさんあるんだな、きっと…。このポエトリー・リーディングが好き嫌い別れちゃいそうですが、そんな自分もスペアミントのポエトリーリーディングな曲はかなり苦手で全然聴けませんでした。でも…ずっと聴いているとけっこう韻もかなり踏んでいるからなのか、ハマってくるから不思議。こういうタイプの曲はけっこうメッセージ色が強いから、スペアミントもスキントもなんて歌っているのか気になります。

…そんな免疫ができていたので、彼のアルバムはすんなり受け入れることができてうれしかった。しかもアルバム通して本当にポップで軽快で良い曲ばっかり!クラブでかかったら楽しい曲満載!2ndはほとんどポエトリー・リーディング封印のシンガロングな内容(個人的にはスペアミントの3rd "My Missing Days"と合わせて聴きたい)。ラストにかけては聴かせるミディアムなナンバーもあって奥深いです。1stはもろにポエトリー・リーディング炸裂で、サビでテンションが爆発する内容。

アートワークもシルクスクーリーン的な写真とタイポグラフィでなかなかかっこいい。2ndはタイトル通りスポーティーなブルー、1stは熱い思いが伝わってきそうなホットなレッド、というコンセプトが素敵です。

Soundcloud

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